2010年01月08日

捕鯨問題と食糧自給


一昨日、シーシェパードの抗議船が日本の捕鯨船と衝突して大破したとブラジルのニュースでも報道されました。
私には正確な翻訳はできないんですが、日本は調査と言いながら捕鯨し、その鯨肉が市場に出回っており、これは禁止されている商業捕鯨じゃないのか?という感じです。
衝突に関しては、この映像ではどちらに過失があるのかわからないとしていますが、わかりにくく編集されているだけで、日本の捕鯨船から撮影した動画を観れば捕鯨船が近寄ってきたところでスピードを上げ、わざとぶつけにいったことがよくわかります。


ちなみにこの船、シーシェパードは沈没したと発表していますが、水産庁によるとシーシェパードの別の抗議船がえい航し南極大陸に向かう途中でロープが切れたため、そのまま放置され、油を垂れ流しながら南極海を漂っているそうです。

ブラジルは反捕鯨国で、鯨は獲って食べるより、見て楽しむ(ホエールウオッチング)方が経済的に効率が良いと主張しています。
レポーターのホベルト・コヴァリッキは日本在住なので、日本の言い分はよくわかっていると思います。彼がどう考えているのかを聞いてみたいですね。

日本は何故そこまでして捕鯨に拘るのか? いまどき鯨食べる人も少ないし捕鯨なんかやめてしまえばいいのに、と考えている人も多いと思いますが、外国からの圧力により捕鯨をやめることには私は絶対に反対です。

そもそも1972年にストックホルムで開催された第一回国連人間環境会議で、ベトナム戦争の「枯れ葉作戦」(アメリカ軍が密林地帯に潜むゲリラ掃討のために、強力な除草剤を空から散布した作戦。これにより森林は破壊され奇形児が多数生まれた)について追求されることを避けたかったアメリカが、商業捕鯨の10年間禁止(モラトリアム)を言い出したのが始まりです。

その後、「一頭の鯨を救わずしてどうして地球が救えるのか?」をキーワードに、多くの西欧諸国で鯨に一種の神格を与える教育が始まりました。
愛鯨教育によって洗脳された人たちは、鯨を食べる人間を悪とし、日本人は「鯨の敵」であり「環境の敵」とみなされていきます。

この頃、海外に輸出される日本製品が外国企業の脅威となっており、捕鯨問題以外でも日本は敵というイメージを与えられていましたが、他の問題では西欧諸国の利害とからみ合うため、表立って日本バッシングすることができませんでした。
しかし捕鯨問題においては西欧諸国側には何ら失うものがなく、完璧なまでに日本を敵対国としてバッシングできたのです。

シーシェパードを支援しているオーストラリアは自国にいくつもの環境問題を抱えており、特に酷いのが干ばつです。
長年続く干ばつにより、オーストラリア大陸の砂漠化は加速しています。
地球温暖化が原因とも言われますが、森林伐採や牧草地で大量の家畜を飼育することなどにより次々と緑が減少、それにより保水量が減少し降雨量が減少しているとも言われています。

長期的にみればオーストラリア農業はもはや持続不能とされており、市民に満足な水を供給するために農業から撤退すべきだという声さえ湧きあがっているそうです。
オーストラリアの環境大臣はこういった市民の不満を他へ向けるため、日本の捕鯨を異常なまでに非難しているのです。

牛肉輸出国であるアメリカやオーストラリア、南米ではブラジルやアルゼンチンなどは反捕鯨を主張し、鯨を食べずに牛肉を食べろと言いますが、日本には大量の牛を育てる土地がないため輸入に頼らざるをえません。
牛肉だけでなく日本の食糧自給率が極端に低いのは周知の事実、輸出国側からすれば「日本人を殺すのに刃物はいらない」、食糧補給を断てば日本人は食べるものに困窮するのです。

ブラジルはまだたくさんの土地があるので牛肉の生産量を増やしていくことは可能ですが、その土地は森林伐採することにより使用可能になる土地です。
ブラジルでも北東部で砂漠化が進んでいますが、森林伐採が進めば砂漠化も進んでいくでしょう。

ミンククジラは1頭で食牛約15頭分もの食資源を生産することができます。
日本が行っている調査捕鯨によりミンククジラの増殖は証明されており、増えていく頭数から自然に死んでいく頭数を差し引いた数のみで年間2000頭ぐらいが捕獲できるとされています。
地球の人口は現在約68億人、30年後には90億人を超えると予想されます。
近い将来、必ず訪れる食糧危機に備え、日本は調査捕鯨を続けていくべきなのです。

おまけ
You Tubeで「テキサス親父」と検索すると、面白い動画が観られます。
posted by ごんた at 16:15| Comment(4) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
お久しぶりです。
オーストラリアの環境大臣がすり替えのためにそんなことをしていたのですか?
それは知らなかった。オーストラリア人に会うとうんざりするぐらい捕鯨のことをいわれます。彼らにいくら日本人が常食しないことをいっても信用しないし肉文化の彼らは理解しようともしないし正当化するのには正直怒りを通り越してアホなんだなと憐れみを感じます。
Posted by コンガ at 2010年01月10日 13:24
オーストラリアのことを調べれば調べるほど嫌いになりますよ。
鯨の保護だけ訴えておけば、人種差別も自然破壊もお咎めなしという感じです。

現在の政権は2007年の総選挙で「日本の調査捕鯨の違法性を国際法廷で訴える」と公約して人気を集めた訳ですが、そもそもオーストラリアの主張は自国が南極大陸の一部に領有権を持ち、その沖合は「排他的経済水域」にあたるため、「この海域での日本の捕鯨は違法」というもの。
しかし南極大陸の一部がオーストラリアのものだなんて誰も認めておらず、国際司法裁判所などに持ち込んでもまったく勝てる見込みがないため、シーシェパードを支援して日本に嫌がらせをしているのです。

砂漠化が進み、住む場所を失ったカンガルーなどが都市近郊に進出してくると、害獣だと言って大量虐殺。
本来生息していなかったラクダを19世紀半ばに砂漠地帯の開発と称して中東から持ち込み、野生化・繁殖。現在は100万頭を超すといわれており、牧草を食い荒らすなど、大きな問題となっています。
Posted by ごんた at 2010年01月11日 02:05
南極なんかを手に入れて何のメリットがあるんですかね?
カンガルーを大量虐殺ですかぁ。
まぁ捕鯨の件で僕が「お前らカンガルー食べるじゃないか?」って言っても彼らにとってカンガルーは鯨程「神聖な生き物」じゃないそうで、わけのわからん正当化しますね。
ラクダの話は知らなかったですね。まぁ「黄渦論」があったぐらいだしあそこは南アと同じ人種差別がはびこっているんですかね。ルーツは全て英国人ですね。
カナダもニュージーランドも皆同じですね。
Posted by コンガ at 2010年01月12日 23:03
南極には原油、ガス、鉱物などの資源があるとされていますが、南極条約により領土権の主張を凍結し、鉱物資源の開発を禁じています。

領土権を主張しているのは、オーストラリア、ニュージーランド、アルゼンチン、チリなど南半球の国に加え、英国、ノルウェー、フランスなど7ヵ国あります。
ちなみに日本も、戦前に白瀬隊の探検した大和雪原に領有権を唱えるむきが
ありましたが、サンフランシスコ平和条約により取り下げています。

アメリカ、ロシア、日本、ベルギー、南アフリカは領有権を主張せず、他国の主張を否認していますが、アメリカ
やロシア(他にカナダ、デンマーク、アイスランド、ノルウェー)は北極の領有権を主張しています。

まあどこの国も自国の利益しか考えていないということでしょうね。
Posted by ごんた at 2010年01月12日 23:51
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