2006年10月19日

Mamonas Assassinas (マモーナス・アサシナス)

今年はマモーナス・アサシナスのメンバーが航空機事故で亡くなってから10年を迎え、いろいろ追悼企画が行われました。

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マモーナス・アサシナスとはブラジルでは伝説のコメディーバンドです。
1989年にサンパウロ市郊外のグァルーリョスでマモーナスの前身となるユートピアというロックバンドが誕生しました。
メンバーは日系ブラジル人でギターのベント、ベースのサムエル、ドラムのセルジオとキーボードのジュリオと後から加入したボーカルのジーニョの5人。
当初はレッド・ホット・チリ・ペッパーズやラッシュなどのカバーを主に演奏し、シリアス路線で自作アルバムまでリリースしたが全く売れませんでしたが、あるときコメディバンドへの路線変更を決断、バンド名もマモーナス・アサシーナスと変えて再出発します。

こうして誕生したブラジル史上最高のコメディバンドのライブは、曲の合間のジョークやおかしなパフォーマンスが10代の若者を中心にクチコミで広まり常に満員になっていました。
そんな中、ファンの一人が大手レコード会社の重役である自分の父親にこのことを話したことをきっかけに、95年4月についにEMIと契約を結び、同年リリースされたアルバム『Mamonas Assassinas』は、あっという間に230万枚を販売、国内アーティストとしてアルバムセールスの新記録を樹立しました。

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「Pelados em Santos」は美女の気を引きたいダサイ男を歌って大ヒット、ブラジル人が大好きな下ネタ オカマの警官を歌った「Robocop Gay」、馬鹿正直なポルトガル人をパロディにした「Vira-Vira」、アンダーヘア専用のシャンプーの「Sabão Crá Crá」、動物たちの交尾を綴る「Mundo Animal」、妻の浮気を止められない夫「Bois Don't Cry」、そして、ビートルズの「Twist'n Shout」のカバーで内容からアルバム収録が禁止された「Não Peide Aqui Baby」は二人っきりの時におならをした彼女に怒る男の曲などやりたい放題。

彼らの真骨頂はライブにあり、奇妙な衣装を着てステージに上がり、互いのお尻を触って演奏を邪魔をしたり、ドラムの後ろに隠れてわざとらしくアンコールを期待したり、奇抜なパフォーマンスで常に観客を笑わせました。
その好評ぶりからバンドは全国を股にかけて週5回の公演、ときには1日に3回もステージに上がるようになり、ついには海外ツアーも準備されました。
しかしその夢を目前にした96年3月2日、公演帰りのメンバーを乗せたチャーター機がサンパウロ市北部の山間部に墜落し、全員が死亡、ブラジル全土に衝撃が走りました。

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私が始めてブラジルへ行ったのは、この事故の翌年でした。
「人気絶頂期に飛行機事故でメンバー全員が死亡したバンド」として、ブラジルに長期滞在していた旅行者から話はよく聞いていましたが、当時ポルトガル語がわからなかった私にはCDを聞いてもどうしてこのバンドが人気あったのか理解できませんでした。
今度ブラジルへ行ったときには、CDを探してもう一度じっくりと聞いてみたいですね。
posted by ごんた at 17:10| Comment(0) | TrackBack(0) | ブラジル音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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