2007年08月26日

Rua das Flores (花通り)

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クリチバの街の中心部には、歩行者天国になっている通りがあります。
Rua.15 de Novembro(11月15日通り)、通称 Rua das Flores (花通り)です。
ブラジル人の運転は荒く、横断歩道を渡るだけでも大変なため、少し遠回りになってもこの歩行者天国になっている通りを歩いてしまいます。
いつも何気なく歩いていたこの通り、勉強してみると「人間都市クリチバ」のシンボルとも言える通りだったことがわかりました。

1971年に若干33歳でクリチバ市長に任命されたジャイメ・レルネル(Jaime Lerner)がまず取り組んだのが、11月15日通りから自動車を閉め出し歩行者専用モールにするという事業でした。
彼は、都市は自動車ではなく人間のためにあるべきという信念を持っており、都市の核とも言える都心にはすべての人が集まり楽しめるような空間がなくてはならないという確信を抱いていました。
しかし当時のブラジルには歩行者天国も歩行者専用道路もなく、周辺の商店主たちは自動車が通れなくなることにより客足が遠のくことを恐れ、その計画に反対しました。

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レルネル市長は商店主たちの説得を試みますが、市長の構想を理解させることはできず、強攻策に出ることになりました。
1972年冬、商店街が連休で休んでいる間に「11月15日通り」の一区画を工事し、歩行者専用道路へと変貌させてしまったのです。
閉鎖された道路のあちこちに花壇が設置され、これが「花通り」という名の由来となりました。

連休から戻った商店主たちは激怒し反対運動を起こしましたが、1ヶ月もすると自動車を閉め出したことから歩行者が増え、商店の売り上げも伸びたことなどからレイネル市長の考えを認め、その後、「11月15日通り」の活況を目の当たりにした周辺の商店主から、歩行者天国のエリアを拡張して欲しいという要求されるようになったそうです。

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posted by ごんた at 15:27| Comment(2) | TrackBack(0) | クリチバ研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
綺麗な街並みですね。なんでみんながクリチバ好きかが伺えます。それに比べてNATALはビーチ以外は街も汚いですもんね。。。すばらしい市長さんだったんですね。
Posted by eminha at 2007年08月27日 01:04
現在、クリチバの都市政策を勉強していますが、知れば知るほど関心させられます。
この花通りはほんの序の口で、これからもどんどんクリチバを紹介していこうと思います。
Posted by ごんた at 2007年08月27日 05:33
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