2007年12月05日

ブラジル農業を支えるEMBRAPA

ブラジルは近い将来、アメリカを抜いて世界最大の農産物輸出国になろうとしています。
ブラジル農業躍進の中心となっているのが、農牧畜研究公社EMBRAPA(Empresa Brasileira de Pesquisa Agropecuária)です。

EMBRAPAの最大の功績は、リンや石灰を土壌に注入することで、これまで不毛とされてきた1600平方メートルにわたるサバンナの大地を一大穀倉地帯へと変えたことです。また熱帯では育たないとされた大豆の品種改良にも取り組み、見事栽培に成功しました。

EMBRAPAは過去30年ほどで、世界で最も進んだ熱帯農業の研究機関となり、近年ではバイオテクノロジーやバイオ燃料の研究・開発にも乗り出すなど、ブラジルを訪れるすべての第三世界の政治家や指導者が必ず足を運ぶ研究施設となっています。
EMBRAPAが行う最先端の研究に国が多額の投資をしてきたことが、ブラジルの農業技術を発展させたと言えるでしょう。

ブラジル議会は2年前にEMBRAPAが知的財産を売って利益を得ることや、民間企業と合弁会社を設立することなどを認める法案を可決しました。
これによりEMBRAPAは資金不足という研究機関にありがちな問題とは無縁となり、最近ではドイツの化学大手BASFと遺伝子組み換え大豆の共同研究・開発を行うことを発表しています。

現在、EMBRAPAがとくに力を入れているのが小麦の品種改良。
ブラジルは小麦を輸入に頼っていますが、もし小麦を自国で栽培できるようになれば鬼に金棒です。
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2007年12月03日

ブラジルの地上デジタル放送

ブラジルでもテレビの地上デジタル放送が始まりました。
ブラジルの地上デジタル放送は日本と同じ方式を採用しており、今後10年かけて大都市から順次切り替えを進め、2016年6月末にアナログ放送を廃止する計画です。

ルーラ大統領は昨夜、サンパウロで開かれた記念式典で「文化の普及に加え、雇用や所得増大など産業面でもメリットが期待できる」と、日本方式が得意とする携帯端末での受信の普及や経済効果に期待を表明。最低賃金(R$380、約2万3千円)の3倍近い受信用チューナーの小売価格引き下げに向け、国立銀行を通じて産業界に10億レアル(約610億円)を融資することを明らかにしました。

式典にはコスタ通信相ら関係閣僚のほか、日本側から森清総務省総務審議官や島内憲駐ブラジル大使、西林万寿夫在サンパウロ総領事らが出席しました。 
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2007年11月28日

ブラジルの偽札

買い物したときに50レアル札で支払うと、お札を受け取った店員はまず本物かどうかをチェックします。

ブラジルにはたくさんの偽札が横行しており、2006年には60万レアルが押収され、今年も10月までに45万8千レアルが押収されています。

今月、ヒオ・グランデ・ド・スーウ州で16人が偽札発行の容疑で拘束されましたが、供述によれば150万レアルの偽札を市中へバラまいたといい、偽札は発行後、一度ATMから預金し、真札を引き出したとのこと。

中央銀行には自動的に偽札を摘出するシステムがなく、また定期的に技術的に工夫した偽造防止新札の発行も増刷で忙しいため行っていなかったそうです。
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2007年11月26日

ブラジルの人口

ブラジルの総人口は1億8390人で世界第5位。

州別ではサンパウロ州が最も多く3980万人、ミナスジェライス州1920万、リオデジャネイロ州1540万人、バイーア州1400万、ヒオグランジドスーウ州1050万人と続きます。

ブラジルの主要都市の人口は、サンパウロ1080万、リオデジャネイロ610万、サルバドール280万、ブラジリア245万、フォルタレーザ243万、ベロオリゾンチ241万、クリチバ170万、マナウス160万、ヘシーフェ150万、ポルトアレグレ142万、ベレン140万、ゴイアニア124万、グアルーリョス123万、カンピーナス103万人と100万人以上が14都市あります。

以前に書いたブラジルの統計などでよく出てくる六大都市は、サンパウロ、リオデジャネイロ、ベロオリゾンチ、ポルトアレグレ、ヘシーフェ、サルバドール。
実際の人口とは結構違いがあるんですね。
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2007年11月23日

ブラジルの自動車ローン

ブラジルは自動車や電化製品が、他の物に比べかなり割高です。

ブラジルでよく売れている1000ccクラスは新車で2万5千レアル(約160万円)ぐらいしますが、一括で払える人は少なく、ほとんどの人はローンを組みます。
ローン金利は年11.21%とブラジル中央銀行の基本金利11.25%より低くなっており、最近では99ヶ月(8年3ヶ月)払いというのもあり、1ヶ月あたりの支払いが少ないため、自動車購入希望者の4割以上が新車購入を考えているそうです。

現在、心配されているのは、アメリカのサブプライム問題の二の舞になることです。
ブラジル人って計画性の無い人が多いんですよね。
先のことなど考えずに車を買うため、すぐに支払いが滞ってしまいます。

義兄も先日、新車を購入しましたが、ちゃんと払っていけるのかな?
私はローン嫌いなので、借金してまで車を買おうとは思いません。
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2007年11月21日

ブラジル時間

ブラジル人は時間にルーズ、待ち合わせ時間はあって無いようなもので、例えば相手の家の近くで午後1時に待ち合わせすると、午後1時からシャワーを浴びはじめ、1時15分に家を出て、1時30分に待ち合わせ場所に現れるなんてことがよくあり、相手が遅れてくることを見越して約束時間の30分後に行くと、ちょうど良い時間だったりします。

私もブラジル時間で行動する事が多いんですが、相手が日本人の場合は、何時に行こうか迷ってしまいます。
日本では待ち合わせ時間の少し前に着いておくのが礼儀なんですが、ブラジルに住んでいる日本人って結構ブラジル時間の人が多いんですよね。

まあ相手がブラジル人だろうと日本人だろうと相手が遅れてきたとしても気にしない方が良いですね。
そんなことを気にしていたらブラジルでは生きていけません。

仕事に関しても同じことが言え、約束の時間はまず守られません。
うちのリフォームなんて3ヶ月で終わる予定が、4ヶ月半経っても終わっていませんからね。
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2007年11月18日

ブラジルの寿司屋

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ブラジルにはたくさんの寿司屋がありますが、だいたい写真のような格好をしています。半被はまだわかりますが、なぜか鉢巻なんですよね。

ちなみに写真は俳優のMarco Antonio Gimenezで、 Vestido de Sushiman(スシマンの衣装)だそうです。
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2007年11月15日

アメリカで人気のブラジルビキニ

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ブラジルのビーチ・ファッションブランド「Rosa Cha」のデザイナー Amir Slamaによると、1990年代は保守的な好みを持つアメリカ人女性向けに肌を覆う布地の多いビキニを特別に作って輸出しなければならなかったが、近年の嗜好の変化により、多くのアメリカ人女性からブラジルのビーチでよく見掛けるような布地の少ないビキニの注文が増えたそうです。

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ブラジルのビキニと言えば“Fio Dental”(糸楊枝)
そのうち日本でも流行るんでしょうかね?
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2007年10月27日

パラナグアに初のエタノール積出し港

1600年に築かれたパラナ州最古の街「パラナグア」、コーヒーや大豆の出荷で有名な輸出港で、その輸出高はサントス港、リオデジャネイロ港についでブラジル第3位の規模を誇ります。

パラナ州政府は23日、公営港としては同国で初めてのエタノール輸出ターミナルをパラナグア港に設置しました。積み出しコストを削減することで輸出を促進するのが狙いです。

1370万レアルを投じて整備された同ターミナルには7つのタンクが据えられ、計3万7500立方メートルのエタノールの一時貯蔵が可能。月に15隻の運搬船が利用ができるそうです。

サンパウロに次ぐサトウキビ生産州であるパラナでは、昨年13億2000万リットルのエタノールが生産され、2億7000万リットルを輸出、今年は17億リットルの生産と4億5000万リットルの輸出が見込まれています。
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2007年10月24日

アマゾンの森林破壊

ここ3年は低下傾向にあったアマゾンの森林伐採は、今年に入ってから明らかに増加傾向にあるようです。
大豆などの先物取引価格高騰が火付け役になった一方、パラー州では8月だけで火災の報告が1920件というように、異常乾燥の影響は森林破壊にも現れています。

ノーベル平和賞受賞者のバリャウリ氏は、アマゾンの森林破壊がこのままで進んだ場合、ラテンアメリカでの穀物生産は2080年までに30%の減産となり、現在ラテンアメリカだけで1200万人が苦しんでいる水不足は、8100万人を苦しめることになると警告しています。
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2007年10月19日

ブラジルの医者と医療ミス

サンパウロ州内における医療ミスの訴え件数はこの7年間に19135件あり、その間の増加率は75%に上ります。
しかしサンパウロ地方医学審議会(Cremesp)が処罰したのはわずか22人、今年はすでに同会への訴えが4000件に達し、事態は今後さらに悪化する状況にあります。

同審議会のエンヒッキ・ゴンサルベス会長は「(医療ミスの増加は)質を伴わない医科大学が増えているためで、そういった医科大学はサンパウロ州だけでも31校あり、年間2300人の新しい医師が誕生している。ブラジル全土には222校ある」とコメントしています。

大学も病院も金儲けばかり考えず、しっかりとした教育と医療を提供して欲しいですね。
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2007年10月18日

報道の自由度ランキング、ブラジルは84位

国際ジャーナリスト組織「国境なき記者団」(Reporters Without Borders)は16日、世界169ヶ国・地域を対象とした毎年恒例の報告書「Worldwide press freedom index」(報道の自由度ランキング)を発表しました。

報道の自由度ランキングとは、毎年14の団体と130人の特派員、ジャーナリスト、調査員、法律専門家、人権活動家らが、それぞれの国の報道の自由のレベルを評価するため、50の質問に回答する形式で指標が作成され、その指標に基づいて発行されたリストです。

ブラジルは前年の75位からさらに順位を下げ84位、日本は同51位から37位に上がっています。
5年連続最下位だった北朝鮮は168位。代わって記者4人が拘束中に死亡したとされるアフリカ東部のエリトリアが最下位に転落しました。
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2007年10月14日

ブラジルのサマータイム(夏時間)

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明日(14日)からブラジルはサマータイム(夏時間)になります。
期間は来年の2月16日まで、対象となるのはブラジリア連邦区のほか、サンパウロ、リオ・グランジ・ド・スーウ、サンタ・カタリーナ、パラナー、リオ・デ・ジャネイロ、エスピリト・サント、ミナスジェライス、ゴイアス、マット・グロッソ、マット・グロッソ・ド・スーウの10州で、1時間時計の針を進めることになります。(他の16州は対象外)
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2007年10月13日

ブラジルの校長先生

ブラジルでは公立学校の校長の45%は政治家の指名で決まっているそうです。
この傾向がより強いのは北部や東北部で、半数以上はこのパターン。教育者たちは、この方法は最悪としています。
次いで最も多いのは、教師や親、生徒、学校職員らによる選挙で43%。

ブラジルでも教育の質の低下が懸念されていますが、校長にはやはり人望と実力のある人が就くべきですね。
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2007年10月10日

サンパウロ州政府が国連レポートを批判

先日紹介した「世界の殺人の1%はサンパウロ」ですが、国連レポートが持ち出した1999年はサンパウロでの殺人事件がピークだった年。
99年は10万人あたり52.5人でしたが、02年は同43.7人、06年は同18.9人、今年は更に少なくなっていると、サンパウロ州保安局が発表。
セーラ・サンパウロ州知事も「国連レポートは99年のことを持ち出したが、今は2007年だ」と不満を漏らしています。
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2007年10月07日

ブラジルの家電普及率

ブラジルの家庭における家庭用電気製品の一番普及しているのがテレビで97%、次いで高いのはラジオで90%、携帯電話の68%、固定電話は50%など。
後進国の携帯電話はプリペイド形式のものが多く、月々の基本料等が掛からないため、本体さえ手に入れれば後は数百円程度の通話料を定期的に支払うだけで維持することが可能です。

パソコンの普及率は19%で、別の調査によると家庭におけるインターネットの普及率は37.3%、接続率は15.0%となっています。
パソコンは安いデスクトップでR$1000(約6万円)ぐらいからありますが、最低賃金がR$380(約2万3千円)ということを考えるとまだまだ高価な商品です。
インターネットは地域や接続速度によって料金は異なりますが、私が現在利用しているブラジルテレコムのADSL(800kbps)でもR$100(約6000円、プロバイダー込み)と一般的な家庭では厳しい金額です。

洗濯機や電子レンジなどは出ていませんでしたが、普及率はかなり低いと思います。
ちなみにうちは洗濯機はありますが、電子レンジがありません。
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2007年10月06日

ブルメナウのオクトーバーフェスト

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ドイツ移民の多い、サンタカタリーナ州のブルメナウで昨日からオクトーバーフェストが始まりました。

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期間は10月21日までの18日間、会期中、市内の4つの学校に巨大テントの会場が設けられ、会場によってブラジル音楽、ドイツ民族音楽、カントリーミュージックなどそれぞれ違った音楽が演奏されます。
メインストリートではバンドがドイツ民謡を演奏しながら練り歩き、ビール樽を積んだ馬車(Bierwagen)が人々に無料でビールを配って回ります。

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クリチバからブルメナウまではバスで約3時間半、時間に都合がつけば行ってみたいと思います。

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ブラジルの上下水道と子供の病気

ブラジルでは上下水道の不備に起因する病気のため毎日7人の子供が亡くなっています。
また6歳以下の子供が保育所や学校を欠席する理由の34%が上下水道の不備に起因する病気のためとされています。

しかしブラジル政府は保健省の年間予算を削減、連邦政府の総税収の10%を保健予算に組み入れるというこれまでのルールを変更し、年間315億レアルとしました。
この案は上院の社会福祉委員会を経て議決されることになりますが、経済専門委員会の承認を受けたことで障壁となるものがなくなりました。
これにより上下水道などの衛生施設のための予算は実質削減されることになります。
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2007年10月03日

世界の殺人の1%はサンパウロ

南米最大の都市サンパウロで、世界の殺人事件の1%が発生していることが国連が1日公表した報告で明らかになりました。
1999年時点で、サンパウロ市では人口規模が近いニューヨーク市の17倍に当たる11,455人が殺害されたそうです。

ブラジル全体では1日当たり100人が銃の犠牲に。若者がかかわるケースが3分の2と際立っており、10万人当たりの被害者数は、世界で最も低い日本(0.4人)の81倍に当たる32.5人に上りました。

治安悪化の年間コストは国内総生産(GDP)の11%に達し、国も対策を取っているものの、麻薬組織の力が強いため成果がなかなか上がらないのが現状です。
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2007年09月29日

ブラジルは汚職天国?

ブラジルニュースを見ていると汚職事件がよくあるように感じますが、世界180ヶ国を対象とした調査で、ブラジルは汚職の少ない方から72番目という結果が出ました。

最も汚職が少ないのはデンマークやフィンランド、逆に汚職が多いのはソマリアやミャンマーということです。

南アメリカではチリが最良で22位、ウルグアイが25位、ブラジルが72位、アルゼンチンとボリビアが105位、パラグアイが138位、エクアドルが150位、ベネズエラが162位となっています。
posted by ごんた at 12:36| Comment(0) | TrackBack(0) | ブラジル紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする